時間がかなり空いてしまいましたが、先日サンフランシスコで開かれたグリーン・フェスティバルについて書きたいと思います。このフェスティバルに行くのは昨年が初めてで、その時は本会場に集結するブースをまわるのが楽しくて、ゲストの講演をほとんど聞けなかったので、今回は別館での話を聞きにリベンジしてきました〜。
今回の会場の雰囲気は下の映像から多少伝わるのではないでしょうか?これは、グリーン・フェスティバル開催後すぐにYouTubeにアップされた映像です。作成したのはジャーナリズムやドキュメンタリーのフィルムを作っているPolidoc Productions。ブースを出した企業や組織の代表に対して、本気でグリーン(seriously green)であるということはどういうことなのか?という質問を投げかけます。
San Francisco GreenFest Exhibitors on Seriously Green (4:19)
Green ToursのEmmet Bradyさん
グリーンフェスティバルは、サステナブルでありたいと考える人が、そのための色々な方法を学べる中心地です。グリーンを単なるマーケティングの流行と考えている人もここに来れば、ビジネスや組織、教育や支援活動の場にその考えを持ち込んでいる人たちを実際に見ることができます。
Holy Lamb OrganicsのWillow Wintonさん
オーガニックコットンで作った下着やシーツを扱っています。「本気でグリーン」であるということは私たちにとって、新しいビジネス意識を持ったビジネスとして、ロールモデルになることです。そして、商品や利益のことだけではなく、プロセスを大切にすることです。ブロセスといっても、スタッフとの関係や彼らの満足度、職場環境といった社会的な観点だけでなく、商品の原材料をどこから入手するかとか、できる限りローカルなものを使うとか、包装に気を使うといったことです。そういう次のステップの難題に取り組み、グリーンな商品を作ることの意味は何なのかと深く考えることだと思います。
Brilliant EarthのDanielleさん
Brilliant Earthではコンフリクト・フリー(紛争ダイヤを使わないカナダ産のダイヤ)でエシカルオリジン(倫理的に問題ない)の宝石を扱っています。金属は100%再利用されたものを使っています。また、収益の5%をダイヤモンド取引によって荒廃したアフリカのコミュニティーに寄付しています。
ecohomeのTaja diLeonardiさん
私たちの従業員はきちんと生計を立てています。平等に扱われ、彼らの声は上にも届きます。人のケアをすることを大切にしているので、たとえ従業員が(週)20時間しか働かなくても、フル・ベネフィット(完全給付)を与えています。私たちのビジネスにとってグリーンとは、小さいビジネス、本当にグリーンなビジネス、私たちの地域にあるビジネス、女性経営のビジネスからモノを買い、「グリーン」を謳った商品を扱う大企業からはモノを買わない、ということです。
Working AssetsのPaul Johnsonさん
主に環境NPOにお金を寄付しますが、地球上でのインパクト(負荷)をオフセットするためにビジネスとしてできる限りのことをしています。「社会正義や平和がグリーンであることと結びついていると考えますか?」との質問に対しては、「もちろんです。私たちのコミュニティーは環境問題だけでなく、人権問題などのことも配慮しています」と。「貴社は選挙で何らかの影響を与えましたか?」との質問には「私たちの会社を通して、250万人の人々が(選挙)登録しました。それに15000人を選挙運動員として送り出しました」
Green ToursのEmmet Bradyさん
グリーン経済の舵取りをしている人たちは、商品を作ったりサービスを提供したりするだけでなく、影響を与えることにコミットしています。そして、ほかの人がマネできる形で、その影響を共有しています。一番すごいのは、このフェスティバルがグリーン経済のバッテリーのような役割を果たしていることです。ここに来て、人々が自分の小さなバッテリーを大きなバッテリーで充電して帰ることなんです。
環境と社会正義の間の隔たりを縮める役割をしています。グリーンは人にとっても、地球にとっても良いことなのです。
また別館で行われたVan Jonesさんのお話を聞いてきました。彼はサンフランシスコに住む市民運動家、環境保護活動家で、10月に発売されたばかりのGreen Collar Economyというベストセラー本の著者でもあります。
▼ステージに立つVan Jonesさん

とてもバイタリティーのある方で、お話も面白くて会場内は笑いが絶えませんでした。オバマ氏が次期大統領に決まったばかりの頃だったので、最初にその事をすごく喜んでました。彼が話した内容を書きとめたので、一部をまとめてみました。
・現在起きている経済危機は、消費に基づいた経済の終わりを意味する。
2001年の9.11の同時多発テロの後に、ブッシュ大統領は一言目に国民に「買い物に行け」と言いました。この一言から、これまでのアメリカ経済が消費をベースにした経済だということの象徴です。
・グリーン経済を実現するためのプラン3点
1.炭素に値段をつける
キャップ・アンド・トレードが市場ベースの解決策になることへの不満を乗り越えよう。汚染者(polluter=温室化効果ガス排出者)への財政支援を政府にやめさせ、彼らが汚染した分は彼らに払わせます。現状、汚染者たちは、3倍相当の財政支援を受け、優遇税制措置(減税)を受け、供給ラインではアメリカ軍による警備まで受けています。それなのに、無料で汚染(温室化効果ガス排出)することを許されています。私たちが公共でゴミを捨てたら、罰金を払わなければならないように、炭素ガスを排出している企業たちにもお金を払わせる必要があります。
2.家などの建物を改良する
建物の補強工事をすることで温室効果ガス排出量を減らします。また、この方法で建設分野のグリーン雇用を増やせます。
3.グリーンエネルギー発電の普及
グリーンエネルギー発電を普及させるために、電池の貯蔵やトランスミッション技術の研究開発が必要。
最後に、オバマ次期大統領は多くの公約を掲げているが実際に実現されるのはその一部だということに触れ、公約を現実のものにするためにも、自分たちが彼を後押しする必要がある、と強調しました。
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場内はすごい混みようで、ブースを見て回るのもなかなか大変でした。昨年は存在さえしなかった新しいビジネスがブースを出してて活気を感じました。日本からはマイ箸を販売している懐箸(kaihashi)さんやコンニャクから作った顔&体用スポンジを扱うkonjacuさんが出店してて立ち寄らせていただきました。マイ箸もスポンジもすでに持ってるので買いませんでしたが、konjacuさんのスポンジ(ぷにゅぷにゅ感がはまります)はオンラインでも買えるので、今度試してみようかな?




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